睡眠時無呼吸症候群(SAS)で息が止まって無呼吸になると、血液中の酸素濃度が低くなり、少ない酸素を全身に運ぶために心臓は心拍数を上げ、常に働き続けなければなりません。 このため、心臓に負担がかかり、脳が休んでいない、というような状況が続きます。
パルスオキシメータ(略して“パルちゃん”)では、睡眠中の低酸素の程度、回数、脈拍数の平均、上昇の回数、程度が分かり、息が止まって体にどのように影響が出ているかを測定することができます。
医療機器であるパルちゃんは大変精度が高い検査です。また、指先で測るので、アレルギーの方、花粉症や風邪等で鼻づまりの場合でも測定可能です。睡眠専門医がパルちゃんのデータや「睡眠に関するアンケート」などを見て総合的に判定します。
「パルスオキシメータ結果表」には、全国の専門医療機関でも読み取ることができるように、大変くわしいデータ分析が添付されています。精密検査受診時には必ず持参しましょう。